車内80℃の「猛暑地獄」を変える! いま「巻く」サンシェードが大注目なワケ、旧タイプとの決定的な差とは?
自動車用サンシェードの未来

2022年、世界の自動車用サンシェード市場規模は約15億米ドルとされ、2030年には28億米ドル(約4120億円)に達する予測が立てられている。2024年から2030年までの年平均成長率は
「8.5%」
と予想されている。サンシェード業界では、ロール式だけでなく、素材技術や機能性の向上が進んでいる。新素材の開発による遮光性や断熱性の向上、軽量化、耐久性の強化など、基本性能は着実に進化している。
そのなかでも注目される技術革新が「電動サンシェード」だ。スイッチやボタンで開閉できる電動サンシェードは、手動式に比べて利便性と耐久性が高い。紫外線遮断やプライバシー保護、車内温度調整など、快適性向上にも寄与する。
2023年の時点で、自動車用電動サンシェード市場は成長を続けており、今後も高い成長率が予測されている。特に高級車や電気自動車(EV)において需要が高まっており、タッチレス操作やアプリ連携などのスマート機能を備えた電動サンシェードの開発も進んでいる。
また、サイドウインドウ用サンシェードの電動化も進展している。世界の自動車サイドウィンドウサンシェード市場は、2023年の約32億9,000万ドルから2033年には53億1,000万ドルへ拡大する見込みだ。特にアジア太平洋地域が最大の市場シェアを占め、日本を含むこの地域での自動車保有台数の増加と環境意識の高まりが市場成長を支えている。
今後、自動車用サンシェードは遮熱や断熱機能に加えて、プライバシー保護、防犯、エネルギー効率向上などの多機能化が進むと考えられる。自動車メーカーとサンシェードメーカーの連携による車両設計段階からの統合、環境配慮素材の採用、IoTやAI技術を活用した自動開閉や最適制御など、技術革新の可能性は大きい。
実際、主要メーカーは持続可能性やコスト効率の向上にも注力しており、今後はより多くの車種やユーザー層に普及することが期待される。