二度の墜落で90人死亡! さらに過労強いた超ブラック企業…台湾「トランスアジア航空」の信じられない実態とは

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トランスアジア航空は、台湾の急成長する航空業界で一時的な栄光を誇ったが、安全管理と従業員の労働条件を軽視した結果、致命的な事故を招いた。過酷な労働環境と経営の不均衡が、最終的に破綻へと繋がったその軌跡を追う。

2年連続墜落事故の衝撃」

 その楽観的なムードは、2014年7月23日に一転することになる。台湾の第二の都市・高雄から澎湖諸島の馬公空港に向かっていたGE222便のATR72-500型機が、馬公空港近くの西渓村に着陸に失敗し、炎上した。乗客乗員58人中47人が死亡した。

 当日は台風10号の影響で天候が悪く、視界が非常に悪かった。機長は高度を誤り、その影響で墜落事故が起きた。

 この事故の記憶が新しい2015年2月4日、今度は台北・松山空港から金門島に向かっていたGE235便のATR72-600型機が松山空港近くの基隆河に墜落した。基隆河近くの高速道路を走行中の車がドライブレコーダーで捉えた映像は、飛行機が垂直にバランスを崩して墜落していく様子を映し出し、世界に衝撃を与えた。

 この事故もパイロットの操作ミスが原因だった。ふたつのエンジンのうちひとつが故障し、正常に動いていたもうひとつのエンジンを停止させてしまい、推力を失った結果、機体が失速して墜落に至った。

 GE235便の墜落でも、乗客乗員58人のうち43人が命を落とした。

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