なぜディーラーは「カスタムお断り」なのか!? ホイール交換すらNGの衝撃! 元営業マンが語る整備拒否の真相とは
合法カスタムでも入庫拒否――約4割が経験するカスタマイズ需要の拡大を背景に、ディーラーの対応が揺れている。保証リスクを恐れる現場の実情と、ユーザーの「自由」とのすれ違いが生む新たな摩擦とは。現場経験者が語る最前線。
4割が経験済みの車両改造ニーズ

実際のところ、愛車をカスタマイズしたいと考える人は意外と多い。
個人向けカーリースを手がけるナイルが2022年に実施した調査によれば、約4割がカスタマイズの経験があると回答している。その目的としてもっとも多かったのは、
・乗り心地
・居心地
の向上で、全体の約67%を占めた。一方、見た目を良くするためと答えた人も約29%にのぼった。
この調査では具体的なカスタマイズ内容には触れられていないが、ホイール交換やエアロパーツの装着といった外装の変更が中心と推察される。数字をそのまま受け取れば、クルマの所有者の4割がカスタムに関心を持っていることになる。つまり、市場には相応に高いニーズが存在しているということだ。
こうした背景を踏まえれば、カー用品店が街中で一定の存在感を示しているのも不思議ではない。アフターパーツメーカー(自動車の補修・改造・装飾を目的とした部品や用品を製造・販売する企業)も、こうした需要を捉えて製品を開発・供給していると考えられる。