EV、普通に運転すれば「バッテリー寿命」40%も延長! 米スタンフォード大学の研究で明らかに! 延命のカギとなる2つの要因とは?
EVのバッテリー寿命は充電回数よりも時間の経過に影響されるという新たな研究結果が明らかに。最新の実験では、普段使いによる運転がバッテリー寿命を最大38%延ばす可能性が示唆され、EVへの乗り換えを後押しする要因となる。加速や回生ブレーキも寿命延長に貢献し、バッテリー管理の最適化がさらなる進展を遂げる見込みだ。
バッテリー寿命を左右する使用習慣
電気自動車(EV)への乗り換えを検討する主な動機として、給油が不要になることでランニングコストが大幅に低下する点が挙げられる。一方で、バッテリーの寿命がどれほど持つのかという懸念も存在する。もしバッテリーを数年で交換しなければならない状況になれば、コスト削減のメリットは相殺される。さらに、減価償却の観点で負担が増えるようであれば本末転倒だ。
バッテリーの寿命を縮めたくないという懸念から、一部のEVオーナーは
・計画的な充電を心がけたり
・充電間隔を可能な限り空けたり
する。また、通勤などのルーティン走行以外の使用を控えるといった対応を取るケースもあるだろう。
しかし、最新の研究によれば、そうした慎重な対応は必ずしも必要ではないという。むしろ、EVを“普段使い”することでバッテリーの寿命が延びる可能性があるという朗報が示されている。研究結果によれば、最大で
「38%」
もバッテリー寿命が延びる可能性があるとのことだ。