「彼氏の車が軽トラでした」は恥ずかしい? むしろ共感多数? ある意味「今っぽい価値観」かもしれないワケ
実用性が繋ぐ深い絆

筆者(作田秋介、フリーライター)は先日、当媒体に「「彼氏の車が軽自動車でした」は恥ずかしい? なんと女性4割が変わらず支持! 問題解決の本質はどこにあるのか」(2025年1月14日配信)という記事を書き、1476件ものコメントが寄せられた(1月20日朝時点)。そのなかで男性からと思われる興味深いコメントがあった。次のとおりだ。
「学生時代、美人でおしゃれで高嶺の花って感じの女の子を遊びに誘ったら、「じゃあ車出すから海行こう!」って言われて乗ってきた車がおじいちゃんの軽トラ(MT)だった。あの時はしびれて完全に惚れてしまったなぁ。。。そんな彼女は妻となり、今は息子1人加わって3人家族になりました。シエンタに乗ってます」
このコメントには3889もの「共感した」ボタンが押され、
「奥様のことをここまでいえるって凄いですね。今でも変わらず好意を寄せられているのが微笑ましい」
「ひゃーかっこいい!うちも駅近の時間貸しの駐車場に軽トラで乗り付けてきて、駐車一発で颯爽と降りて駅に向かって行く女性いますよ」
「経験上、軽トラのマニュアルはシフトペダルがバネみたいにバインバイン反発するものが多い。ある意味、跳ね馬みたいな車なので、それを若い女子が乗りこなして来たら、確かに惚れる」
など115件もの返信が寄せられた(同時点)。本稿はこのコメントを題材に、彼女を彼氏に置き換え、
「彼氏の車が軽トラでした」
のシチュエーションを考えてみたい。
一見すると少し恥ずかしい状況、特にその車が軽トラだとしたら、どんな感情が湧くのだろうか。社会的に見れば、軽トラはあまりにも実用的すぎて、おしゃれやステータスとは無縁だと考えられがちだ。しかし、この車に乗ることがどれほど魅力的な選択肢であり、現代社会における価値観の変化を深く掘り下げて考えることで、その誤解を解くことができるだろう。本稿では、「彼氏の車が軽トラでした」という状況が、恥ずかしさを感じるどころか、むしろ魅力的である理由を示し、その理由を明確にする。はい、マジレスは厳禁です。