率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ

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陸上自衛隊の戦車全廃が主張される理由は、対戦車兵器の進化によって戦車の有効性が下がり、防衛予算が無駄に使われているからだ。今の脅威はミサイルやドローン攻撃に移っており、戦車の役割は薄れている。これまで国産技術の維持が重視されてきたが、戦車の運用や教育が非効率なことも問題だ。戦車を廃止し、リソースを再配分することで、現実的な防衛力を強化すべきだという意見がある。

陸自の弱体化進行中

 戦車について語ると、あれこれ理屈を付けて戦車を擁護する意見が多く出てくる。しかし、その根底には

「ぼくの大好きな国産戦車をいじめるな」

という感情論があり、建設的な議論にはつながらない。戦車廃止の最大の理由は、陸自が伝統的に戦車や機甲部隊の運用・整備に対する

「当事者意識と能力」

が決定的に欠けているからだ。能力のない組織に戦車を与えても、うまく活用できず、防衛予算を浪費にする。その結果、予算や人員はもっと緊急性や優先順位の高い装備や部隊に回すことができず、陸自自体が

「弱体化」

している。例えば、陸自の北海道の部隊は充足率が5割を切っている部隊も多く、ネットワークやドローンの導入でも、中国やトルコ、さらにはパキスタンにも大きく後れをとっている。最新型の装甲車であるAMVさえもネットワーク化されていない。戦車に使うリソースは、こうした分野に投資すべきだ。

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