未来をつくるのは、やっぱり「電気自動車」 建物内を走って、目指せエコ都市生活

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慶応義塾大学病院の自動運転システムや、インホイールモーター型電動バスの進展が注目され、未来の交通環境を変革する可能性が広がっている。

インホイール電動バスの可能性

バス停(画像:写真AC)
バス停(画像:写真AC)

 最近、インホイールモーター型(車両のホイール内に直接モーターを組み込んだ設計)の電動バスが電気自動車業界で注目されている。特に、タジマモーターコーポレーション(東京都中野区)が発表した「TAJIMA NAO2」が話題になっている。

 この電動バスは、環境省が提唱するグリーンスローモビリティ規格に適合した新しい乗り合い電動車両で、4輪にインホイールモーターを搭載し、超低床フラットフロアを実現している。これにより、車いすの乗降も可能で、コミュニティー交通や地方都市の小需要の路線バスとしての活用が期待される。

 インホイールモーターは車室空間を有効に使うことができ、車両のユニバーサルデザイン化を実現する。例えば、デパート内にこうした電動バスを走らせれば、買い物後すぐにバスに乗って帰宅できるため、

「荷物を持ってバス停まで歩く必要」

がなくなり、ユニバーサルデザインの性能を、個々の車両から移動システムにまで拡大できる。

 タジマモーターコーポレーションの小型バスはグリーンスローモビリティの例であり、同様の技術を用いて中型バスや大型バスを開発し、建物内での運行も技術的には可能だ。さらに、小型電動乗り合い車両を応用して

「電動救急車」

を作り、救急措置室に入れるようにすれば、医療ケアの大きな効果が期待できる。また、電動バスが駅の改札口前に到着し、すぐに鉄道からバスに乗り換えられる光景も想像できる。こうした未来の可能性を考えると、楽しみが広がる。

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