ミニバンが大好物? 自動車ディーラーが「マイルドヤンキー」に狙いを定めるワケ その購買心理とは

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先日、SNSに投稿された某自動車メーカーの大型ミニバンの販売マニュアルが話題になった。そこには「マイルドヤンキー」を意識した姿勢が垣間見られた。

ディーラー現場から見た風景

2014年6月、20代の男女1000人を対象に実施されたマイルドヤンキーに関する調査(画像:マッシュメディア)
2014年6月、20代の男女1000人を対象に実施されたマイルドヤンキーに関する調査(画像:マッシュメディア)

 マイルドヤンキーが乗っているクルマは、フルノーマル(改造やカスタムが一切されていない状態)ではない可能性が非常に高い。

・極端に低い車高
・フェンダーからはみ出しそうな大径ホイール
・大音量のマフラー

などだ。これはディーラーからすれば、「保安基準に適合していないクルマ = 違法改造車」というレッテルを貼られるので敬遠されがちだ。しかし、マイルドヤンキーは派手なクルマが欲しければ、無理なローンを組んででも買いたいという意欲が強い印象がある。そのため、ディーラーの営業マンはあらゆる手を使って契約させようとするに違いない。

 また、彼らは仲間意識が強い。そのため、彼らの警戒心を解いて懐に入れば、わりと簡単に仲よくなれるし、基本的にいい人が多い。筆者はマイルドヤンキーとは真逆のタイプの人間だが、カスタマイズに関する知識を持っている。

 ディーラーの営業マンは、クルマがフルノーマルかカスタマイズされているかをすぐに見分ける。相手がこだわっているポイントを見つけ、それを徹底的に掘り下げれば、自然と彼らの警戒心は解けていくる。

 筆者はかつて、冒頭のメーカー系列ではないディーラーに勤めていたが、マイルドヤンキーの顧客が少なからずいた。そのため、上記のようなアプローチで彼らと仲よくなったといっても過言ではない。

 繰り返すが、一度懐に入ってしまえば話は早い。彼らの気に入ったカスタムパーツを提案することで購買意欲を高めることができる(もちろん純正パーツの範囲内で)。車検に通る範囲のカスタムであれば、社外パーツを勧めてもいい。現金での購入が難しければ、ローンを提案してもいい。ディーラーローンが無理なら、提携している信販会社のローン審査に通す工夫もできる。

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