クルマを買うとき、「ヨーロッパ人」は何を重視しているのか? 日本人と同じかそれとも違うのか、頭の中を覗いてみた
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日本の場合
まったく別の調査になるが、日本ではホンダが、男女各500人に対し、今乗っている車の購入の決め手になったものを聞いている(2021年3月16日付)。
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男性は、
・価格(60.2%)
・ボディのタイプ(40.6%)
・燃費の良さ(40.6%)
・運転のしやすさ(38.0%)
・乗り心地(32.0%)
・外装デザイン(32.0%)
・室内の広さ(30.6%)
・安全性能(29.4%)
・メーカーブランド(29.4%)
・ボディの大きさ(27.8%)
だった。女性は、
・価格(61.6%)
・運転のしやすさ(54.4%)
・ボディのタイプ(52.2%)
・燃費の良さ(46.0%)
・乗り心地(38.0%)
・安全性能(35.6%)
・ボディの大きさ(32.2%)
・メーカーブランド(31.2%)
・外装デザイン(30.6%)
・室内の広さ(29.4%)
だった。日本の女性は、運転に苦手意識を抱いている人が多い。「運転のしやすさ」はもちろんストレートな表現だが、「ボディの大きさ」が大きすぎると運転しづらい。ボディタイプも軽自動車なのか、スポーツタイプ多目的車(SUV)なのかなど運転のしやすさに影響する。
車は男性の体格をベースにつくられているので(軽自動車はそうでない可能性もある)、「乗り心地」も気になるし、エアバッグ、自動ブレーキ、レーンキープなどの「安全性能」もきちんとチェックしたいという気持ちが伝わってくる。日本の男性は、運転が好きだったり、得意と感じている人が多いので、「運転のしやすさ」はそこまで気にならない。
それにしても、どの国も、結局「価格」が気になるというのは、買い物の基本であるものの、景気の悪さを表しているような気がしてならない。