自転車保険「3割以上が未加入」という現実! あなたは事故の責任をきちんと取れますか? 加入のメリット・デメリットも考える
日本全国の自治体で自転車保険の加入が義務化されつつある。本稿では、この流れの歴史を振り返り、自転車保険のメリットとデメリットを考察する。
保険内容の差異と加入率の低さ

一方、自転車保険加入のデメリットとして、保険料の支払いが必要となり、経済的な負担が生じることが挙げられる。
auの自転車保険の場合、最も安いプランで月々340円、年払いだと3790円かかる。この金額を負担に感じる人もいるかもしれない。また、自転車保険は、事故を起こさない限り、保険の恩恵を直接受けることはできない。さらに、保険会社によって補償内容に差があるため、注意が必要だ。
・補償の対象となる事故の種類や範囲
・補償金額の上限
・免責金額の設定
などが保険会社ごとに異なる。例えば、自転車の盗難が補償内容に含まれないケースがある保険もある。加入できる年齢に制限がある保険会社もあり、特に高齢者の場合、選択肢が限られる面もある。
以上、自転車保険のメリットとデメリットを比較してみた。ただ、メリットのほうが極めて大きいと感じられるのではないだろうか。そのことが浸透しているのか、冒頭で述べたように加入率は65.6%まで伸びている。
しかし、自動車の任意保険加入率に比べるとまだまだ低い(2021年時点で88.4%)。自転車保険の加入率が自動車保険ほど高くない理由はどこにあるのだろうか。メリットが大きいにもかかわらず、なぜいまだに多くの自転車利用者が保険に加入していないのか。その理由を探ってみたい。