そういえば、最近「ネオンカスタム」のクルマを見かけませんが、どこに行ったのでしょうか?
ネオンカスタムを見かけなくなった理由

結論からいえば、多くのドライバーが「見た目」よりも「乗り心地・居心地」を重視するようになったからだ。
1990年代前半に大量に存在したネオンカスタムは、スポーツカーだけでなく、セダンやミニバンにも広がった。特に車体の下側を照らして目立たせるアンダーネオンが人気だった。光源にはLEDテープが使われることが多く、クルマに貼り付けて好みの色に照らすことができた。
LEDテープは、直線状のテープにLEDライトが等間隔に配置されており、曲げたり切ったりすることができる。そのため、取り付けたい場所に合わせて加工できる。ボディの下端に貼り付ければ、下部を照らすことができる。ネオン管が使われていた頃は破損の心配があったが、LEDテープの普及でその心配は少なくなった。
ただし、LEDテープならどのようなものを選んでもよいわけではない。貼り付ける部分がボディの下にあるため、雨などでぬれる危険性がある。そのため、必ず防水または防滴タイプを使用することが求められる。また、切り口には防水加工と絶縁処理が必要だ。
こうしたカスタムを施しても、見た目の派手さはクルマに興味のない女性にはわかりにくく、「無駄に目立つ」「まぶしい」と評判は芳しくないことが多い。加えて、カスタムの目的にも違いが出始めている。
ナイル(東京都品川区)は2022年11月、全国の自動車保有男女1227人を対象に「車をカスタムした経験」に関する調査を実施した。それによると、「カスタムをしたことがある」と回答した人は36.4%で、約4割の人がカスタム経験者であることがわかった。
また、「カスタムをしたことがある」と回答した人に、「カスタムの一番の目的」について聞いたところ、最も多かった回答は「居心地をよくするため」で34.9%、次いで「乗り心地をよくするため」が31.8%。一方、「見た目をよくするため」は28.2%にとどまった。
この結果から、最近はクルマ自体の見た目をよくするカスタムよりも、居心地や乗り心地をよくするカスタムにシフトしていることがわかる。