クルマ選びの新基準? 国産車に「フル液晶デジタルメーター」の採用が急増している理由
近年、日本車では「フル液晶デジタルメーター」と呼ばれる新しいタイプのメーターの採用が増えている。なぜだろうか。
採用するメリット

フル液晶デジタルメーターの採用を拡大するメリットは、機能性とコストパフォーマンスにあり、まさに最新のメーターといえる。
従来のメーターは、アナログ表示とデジタル表示を併用したり、デジタル式メーターとディスプレーが別々になっていたりするのが一般的だった。また、デジタル表示が中心のメーターも、表示エリアが細かくわかれていた。
しかし、近年メーターの情報量が増えるにつれて表示の複雑化が加速し、特に表示は比較的小さなスペースに詰め込まれるようになってきた。
フル液晶デジタルメーターの登場により、表示領域がメーター全体に拡大され、
・メーターの配置やデザイン
・各種情報の表示
の自由度が高まった。これにより、メーター設計がシンプルになり、車種に合わせたメーター機能やデザインの調整が可能になったほか、ドライバー自身がメーター表示を調整できる利便性も高まった。
また、フル液晶デジタルメーターは、1種類のメーターを複数の車種で共用できるため、メーター部品そのものは共通化しながら、デザインや表示する機能だけをカスタマイズすればよい。
従来は車種ごとにメーターを開発する必要があったが、トヨタではカローラ、ハリアー、クラウンなど、まったく異なる車種にほぼ同じ部品のメーターを採用している。メーターパネルを共通部品として使えるのは、従来のメーターでは不可能だったことで、クルマのコストダウンの要因にもなる。
トヨタ以外でも、複数車種で同じフル液晶デジタルメーターを採用するメーカーが増えており、いずれは従来のメーターがすべて置き換わる可能性もある。