年収800万円は確実? 現役タクシードライバーがこっそり伝授、稼げる「4つの法則」とは

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最近、「タクシードライバーは稼げる職業」とよくいわれるが、本当だろうか。現役ドライバーが現状をリポートする。

歩合率の重要性と注意点

人手不足のイメージ(画像:写真AC)
人手不足のイメージ(画像:写真AC)

 少し前まで、タクシードライバーの収入は

・経験
・勘
・情報収集

にかかっていた。もちろん、そうしたスキルは今でも必要だが、個人の力だけでは限界がある。今は

「所属会社の力」

で収入に大きな差が出る。稼げるドライバーになるためには、自分に合ったタクシー会社を選ぶことが大切だ。

 タクシー会社を選ぶ際には、どのような点に注意すればいいのだろうか。次の四つの法則が挙げられる。

・歩合率(売上高に対するドライバー本人の取り分の割合)
・営業ツール
・車種
・福利厚生

ひとつずつ説明しよう。

●歩合率
 最も収入に直結するのが歩合率だ。タクシードライバーは給料の一部または全額を歩合給や出来高払いでインセンティブとして受け取る。歩合率は50~60%が多いが、60%以上の会社もある。

●営業ツール
 ある程度の規模のタクシー会社には、ホテルや病院などの専用乗り場や、無線、契約企業など、特定のタクシー会社しか利用できないものがある。東京特別区・武三地区(武蔵野市および三鷹市)では、接待用(ロング客や高級客向け)のタクシーチケットは大手4社(日本交通、国際自動車、大和交通、帝都交通)用のものしか流通していないことが多い。ただ、4社以外の企業も独自の営業ツールを持っている。

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