年収800万円は確実? 現役タクシードライバーがこっそり伝授、稼げる「4つの法則」とは
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最近、「タクシードライバーは稼げる職業」とよくいわれるが、本当だろうか。現役ドライバーが現状をリポートする。
AI活用で稼ぎを最大化

会社選びと同じくらい重要なのが、「GO」「S-RIDE」「Uber」といったタクシー配車アプリの存在だ。どのアプリに所属するかによって、将来が左右される。
タクシードライバーのなかには、業務の半分以上がアプリを通じて行われている人もいる。アプリだけで営業しているドライバーも多い。今の時代、「流し」「付け待ち」をしなくても、アプリだけで十分に稼げる。
あるアプリは、人工知能(AI)を使って過去のデータを集計し、乗客がどの時間にどこにいるかを表示してくれる。経験も勘もない新人ドライバーが、ベテランドライバー以上のパフォーマンスを発揮できる。「どのアプリを使っているか」でタクシー会社を選ぶこともアリだろう。
営業ツールやアプリにも属さないタクシードライバーは、自分の勘と経験で稼ぐしかないが、個人だけでは限界がある。4月からライドシェアが条件付きで解禁されることもあり、ドライバーの数は今後も増え続けるだろう。しかし、いつ需給バランスが逆転し、タクシー業界がかつての飽和状態に戻り、採算が取れなくなるかはわからない。
タクシードライバーにはさまざまな働き方がある。お金を稼ぐためだけでなく、自分のライフスタイルに合わせて働く人にとっては、前述したことは参考にならないかもしれない。あくまでもお金を稼ぎたい人向けである。
繰り返すが、誰でも今日からタクシードライバーになって稼げるわけではない。会社選びも大切だが、社会情勢を見極めるタイミングも重要なのだ。