高知空港「国際線ターミナル」整備へ 需要創出のカギは何か、国際チャーターの未来あるのか?

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高知県は、訪日客の増加を見込み、高知空港に国際線ターミナルを整備する方針を固めた。今度はどうなるのか。

国際チャーター便の定期便化実現化

高知空港(画像:写真AC)
高知空港(画像:写真AC)

 高知空港の国内線発着路線の搭乗実績は、2022年4月以降回復傾向にあり、2022年度は2021年度比

「182.1%」

となっており、コロナ禍前の2019年度と比較しても

「82.8%」

となっている。

 同検討会議は、国際チャーター便の受け入れに必要な最低限のターミナルビル機能を整備し、その後の航空需要を見ながら、追加の整備を検討していく。空港関係者からは

「現状は国内線も混雑するなかで、国際線の受け入れ業務を維持していくことは難しい」

といった声も聞かれる。県は、チャーター便を当面続け、できるだけ早く定期便化を実現するためのハード面の整備を進める。

23年度乗降客数125万人を見込む

高知空港(画像:写真AC)
高知空港(画像:写真AC)

 乗降客数は、1997(平成9)年度の195万人をピークに高速バスなどとの競合や路線の廃止などにより減少が続き、2011年度には東日本大震災の影響でジェット化後ボトムの115万人となった。

 大阪線は1995年度の89万人をピークに自動車利用者の増加等により伸び悩み、格安航空会社(LCC)就航や神戸線の就航にも関わらず2019年度は33万人と大幅に減少した。

 一方で、東京線は成田へのLCC就航もあり、2011年度以降右肩上がりで増加、2019年度は106万人となった。結果、2019年度の乗降客数は、新型コロナウイルス感染症の影響はあったものの、156万人の利用があった。2020年度の乗降客数は、新型コロナの影響が続き、開業以来最低の対前年度比108万人(69.3%)減の47万人にとどまった。

 2021年度も、相次ぎ緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されたことで搭乗客数の回復は思わしくなく、2019年度比84万人(54.3%)減の71万人となった。2022年度は全国旅行支援事業などもあり、対2019年度比37万人(23.9%)減の118万人。2023年度の乗降客数は、対2019年度比30万人(19.6%)減の125万人を見込んでいる。

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