高知空港「国際線ターミナル」整備へ 需要創出のカギは何か、国際チャーターの未来あるのか?

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高知県は、訪日客の増加を見込み、高知空港に国際線ターミナルを整備する方針を固めた。今度はどうなるのか。

既存施設改修で対応

高知空港(画像:写真AC)
高知空港(画像:写真AC)

 高知県は、訪日客の増加を見込み、高知空港に国際線ターミナルを整備する方針を固めた。

 2025年開催予定の大阪・関西万博を見据え、既存施設の改修をメインにした整備を行い、同年10月の運用開始を目指す。国内線との共用施設として活用していく方針で、整備費用は19億4800万円を見込む。高知空港は現在、国際線に必要な施設がなく、台湾との定期チャーター便の就航では、仮設の施設で入国審査などの業務を行っている。

 高知龍馬空港・航空ネットワーク成長戦略検討会議が取りまとめたアクションプランによると、現ターミナルビルでの国際線の受け入れに向け、地方空港での水際対策に関する税関・出入国管理・検疫所の各官署の対応についての情報収集や、国内線・国際チャーター便運航時に対応可能なグランドスタッフ体制の構築・維持に向け、人員のマンパワー不足の解消を急務としている。

国内線も活用可能なターミナル

高知空港(画像:写真AC)
高知空港(画像:写真AC)

 現ターミナルビルの課題として同検討会議は、

・さらなる国際チャーター便の受け入れが困難である
・そもそも国際定期便を受け入れる施設がない

ことを挙げている。

 国際線の需要喪失リスクを踏まえ、施設整備では可能な限り簡素化し、国際線を主体としながらも国内線も活用可能な新ターミナルを整備する。同検討会議整備部会では

「県民の理解を得るためには、事業規模がひとつの論点になる。必要最小限の施設として、どのような施設が整備できるか検討したい」

といった意見や、

「国際線が週1~2便利用し、それ以外の時間帯は国内線に利用できる施設等、現ターミナルの窮屈さ解消にもつながる方向で検討できればよい」

といった声が上がっている。

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