銀座を走る「東京高速道路」 将来の“遊歩道計画”は問題山積みだった? 境界未定地の謎、今後どうなる

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東京高速道路は最近、メディアで取り上げられる機会が増えている。将来的に高速道路を廃止し、遊歩道として再生させる計画が持ち上がっているからだ。

財務局の契約経緯

東京高速道路株式会社のウェブサイト(画像:東京高速道路)
東京高速道路株式会社のウェブサイト(画像:東京高速道路)

 では、もうひとつの問題である、1951(昭和26)年の許可条件によれば、このエリアを遊歩道に転用することはできないという点はどうなのか。建設局の回答はこうだった。

「その許可条件も知りませんでした。しかし、契約関係は財務局が担当しているので、そこで聞いてください」

 財務局に早速「1951年の東京高速道路との……」と切り出すと、担当者は即座にこう答えた。

「ああ、水面の占用許可のことですね」

いったいなぜ知っているのかと尋ねてみた。

「現在でも、地代は東京高速道路との契約によって得ています。ですので、財務局は契約までの経緯を把握する必要があるのです」

 ならばこの許可条件は有効なのかと尋ねてみると、

「有効です。だから今後、高速道路を廃止して遊歩道にする場合は、都議会と協議して契約を見直さなければなりません」

 担当者によると、今後、遊歩道化計画が本格化した際には、財務局から新たな許可条件や契約書の締結を提案されることになるという。高速道路が廃止されたからといって、取り壊されることはなさそうだ。

 このように、境界線が未定のままプロジェクトは現状維持で継続される気配が濃厚だ。それにしても、「東京スカイコリドー」という名称が使われている段階で、その土地がどこの区に属するのかわからないというのはおかしい。ニュースで取り上げとき、どうなるのか。完成する頃には、決着をつける機運が高まっていることを期待したい。

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