ドライブのお供「サンルーフ」 最近すっかり見かけなくなったワケ

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サンルーフ人気は少しずつ衰退し、今や標準装備する車種はほぼ皆無となった。その原因は何だろうか。

意外と明るい将来性

交差点を走るサンルーフ付きの普通自動車(画像:写真AC)
交差点を走るサンルーフ付きの普通自動車(画像:写真AC)

 各自動車メーカーが、新たなサンルーフの開発に取り組んでいる一方、ユーザーの需要はどうなっているのだろうか。

 アメリカの調査会社であるリポートオーシャンの報告によると、自動車用サンルーフの市場は、2021年から2027年の予測期間において

「7%以上」

の成長率が見込まれている。加えて、調査会社フォーチュンビジネスインサイトのリポートにおいても、世界における自動車用サンルーフ市場規模は2023年の124億9000万ドルから、2030年までに

「291億ドル」

に成長すると予想、需要が伸びているという。

 これほど需要が伸びている理由として、世界におけるスポーツタイプ多目的車(SUV)ブームや電気自動車(EV)の躍進が後押ししていると理由づけている。

 近年の日本でも、SUVが絶大な人気を博しており、市場においても、開放感とアウトドア体験を重視する購買者が多いせいか、サンルーフの需要が高まっている。例えば、2021年8月に発売されたトヨタ「ランドクルーザー300」シリーズでは、一部グレードにサンルーフを標準装備しているなど、車内の開放感や快適性を提供している。

 またサンルーフを装着することで全方位の視界が開けて明るくなるため、標準搭載で採用するモデルが増えたようだ。一方、標準搭載していないモデルでも、オプションとして選択できる車種も増えたため、クルマの個性化を図れるようになった。

 このように、世界でのサンルーフ市場は安定して成長し続けており、一部の購買者が重要視する限り、完全に姿を消すことはないようだ。

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