クルマ購入時、事前にお金を払ったのに「納車されない」ことなんてあるの?

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車両代金の全額を支払ったにもかかわらず、全く納車されないというトラブルはしばしば報道されている。実際どうなのか。実務に即して解説していこう。

新車購入時の流れを再確認

自動車ディーラーのイメージ(画像:写真AC)
自動車ディーラーのイメージ(画像:写真AC)

 新車を契約しても、基本的にすぐに納車されるわけではない。最低でも1か月以上先となり、いつまでに代金を支払う必要があるのか事前に説明がある。

 ただし、販売店によっては納車前に全額一括払いを要求するところもある。車両代金の全額を支払ったにもかかわらず、全く納車されないというトラブルはしばしば報道されている。実際どうなのか。実務に即して解説していこう。

 まず始めに、新車購入時の流れを再確認しておこう。その間に細かい作業がいくつもあるが、ここでは割愛する。

 まず、欲しいクルマを決め、ディーラーなどに足を運び、商談をする。内容に納得がいけば契約のステップに進み、契約書に署名・押印する。契約が成立すると、ディーラーはユーザーが欲しいクルマをメーカーに発注する。

 そして、ディーラーから注文を受けたメーカーは、注文どおりのクルマを生産するための準備を開始し、一定期間後にクルマが完成する。これをメーカーとディーラーは「出荷」と呼んでいる。

 出荷されたクルマは、工場からディーラーの店舗に運ばれ、そこで必要書類が作成され、陸運支局に運ばれてナンバー登録が行われる。その後、準備を経て納車――という流れだ。

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