札幌丘珠空港はなぜ「宝の持ち腐れ」と呼ばれたのか? 滑走路延長の光明と課題、地域との共存模索できるか

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“宝の持ち腐れ”とまでいわれた札幌丘珠空港(北海道札幌市)に光明が差し込んだ。2030年までに滑走路を現在の15OOmから18OOmに延伸する目標が定まったのだ。

延伸は合計3OOm

札幌丘珠空港(画像:写真AC)
札幌丘珠空港(画像:写真AC)

 今回の計画では、現在の滑走路を北へ200m、南へ100m、合計300m(1500m → 1800m)延長することになっている。

 札幌市は6月、空港周辺の連合町内会と空港の将来について話し合う連絡協議会を初めて開き、滑走路延長計画や増便にともなう騒音対策への配慮を示した。

 札幌市の空港活用推進室長は7月31日の市議会総合交通政策調査特別委員会で次のように述べた。

「滑走路の延伸は、交流人口を増やすことによる経済活性化も期待できる。早期に進めたい」

 これに対してある委員からは、

「路線が増えると飛行機が飛ぶ範囲が拡大し、騒音が聞こえるエリアも広がる。もっと広く市民の意見を聞いてほしい」

との声が上がった。

 飛行場の騒音問題はどこも避けて通れない問題であり、さまざまな意見を聞くことは大切だが、札幌市の姿勢をもっと明確にしたほうがいいように思う。

 推進室長が述べているように、飛行機が増えれば交流人口が増え、経済効果が期待できることは明らかである。

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