「日本パスポート = 最強」時代の終焉? 国際ランク首位から3位へ、陥落のデメリットあるのか
日本のパスポートは2018年から5年間、世界で最も強いパスポートとしてトップの座に君臨していた。しかし2023年、その座をシンガポールへと明け渡すこととなった。その影響のほどは。
中国にもビザ必須に

ビザなし渡航ができなくなる国で、日本と最もつながりが強いのは中国だろう。
2020年3月まで、中国は日本人に対して、15日以内の短期滞在に対するビザを免除していた。しかし、現在は事前のビザ取得が求められているので、中国への旅行・出張などを控えている人たちは注意が必要だ。この措置は中国のみで、台湾や香港への訪問はこれまで通り90日以内の滞在は、ビザ免除となっている。
コロナウイルスの感染拡大が進んだ2020年3月から、中国はビザ免除措置を一時停止した。2022年末、コロナがようやく落ち着いたとして中国への入国規制は解除され、2023年3月15日からは観光を含む全てのビザ申請が可能となったが、免除措置に関してはいまだに再開されていない。
中国は以前より、他国に対して
「対等なビザ免除」
を主張していたが、日本、シンガポール、ブルネイの3か国に対しては、相互主義を撤廃する特別措置を取っていた。
7月26日より、日本を除く2か国に対して免除措置を再開しているが、コロナ禍での日本の中国に対する特別入国措置や、台湾問題など両国関係の冷え込みで、日本のビザ免除復活は見えていない。
日本~中国間のフライトも少しずつ戻ってきていることもあり、日系企業が多く進出している中国へは日本からの短期出張も多く、このままビザ免除が停止されたままでは、経済面にも影響が大きい。