日本にはびこる「海外BEVごり押し」説は本当か? アフリカ・東南アジアでもBEV急成長、変化を迫られているのは日本だ

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現在、BEVがアフリカで急速に広まっている。南アフリカでは、なんと毎年2倍のペースで成長を続けている。

東南アジアは日本を超えるBEVシェア

電気自動車(BEV/PHV/FCV)のシェア(画像:マークラインズ)
電気自動車(BEV/PHV/FCV)のシェア(画像:マークラインズ)

 アフリカと同じく日本メーカーの牙城である東南アジアでは、さらに顕著な動きを見せている。

 同地域で2位の経済大国であるタイは2021年は2000台に満たなかったものの、2022年には5倍となる9644台、直近2023年2月は1か月だけで5402台を販売し、前年同月から50倍以上の急成長を達成。タイ工業連盟(FTI)によると同月のBEVシェアは

「7.8%」

にのぼり、日本の2.5%を大きく上回る。

 2022年後半にタイに進出した米BEV大手のテスラは発売から数日で5000台、中国BYDは1か月で1万台を超える注文を集めた。BYDは去る2022年9月に現地工場の建設に5億ドル(約664億円)規模の投資を発表、2024年の生産開始を予定している。

 さらに、首都バンコクでは3年以内に全てのバスをBEVに置き換えることが計画されており、乗用車だけでなく公共交通機関もBEVへの移行を進めている。

 他の国でも同様の動きを見せており、例えばマレーシアでは2024年までBEVの関税を100%免除、2021年に累計約500台だったBEVは2022年11月の時点で4倍となる2000台を突破。

 インドでは2022年のBEVシェアが1.1%に達し、2021年の0.33%から大きく成長。過半数を占める日本メーカーがBEVへの移行を進めないなか、同国の自動車大手であるタタモーターズが8割以上のシェアを持っている。

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