軽自動車のボディーはなぜ「四角」ばかりなのか? 意外と知らない謎に迫る

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軽自動車は全長全幅ともに規定いっぱいのサイズを使い、さらに全高を高めたいわゆる「トールワゴン」が人気を集めている。なぜそのようになってきたかを解説する。

ジムニーは昔から「四角」

現行モデルのジムニー(画像:スズキ)
現行モデルのジムニー(画像:スズキ)

 ちなみにトールワゴン流のある意味真四角なボディー形状は、既述した通りその合理性と設計上の妥当性ゆえに、トールデザインではない従来型のモデルにも波及することとなる。時代は、シルエットが四角いことこそが軽自動車としてのアイデンティティーになっていると言っても過言ではない。

 トールワゴンは間違いなく、ここ30年の軽自動車の進化において極めて重要な役割を果たした。しかしその一方で、増えすぎたことで他のスタイルを要求する声が一部のマニアックな層から生まれていることも事実である。

 例えばトールスタイルではないホンダN ONEは、ホンダがかつて手掛けた名車であるホンダN360へのオマージュデザインとして大きな注目を集めた。またフレーム付きのボディーに前後リジッドアクスルという、機能性に特化したスペックにもかかわらず、大量の入荷待ち注文を抱えている軽オフロード4WDであるスズキ・ジムニーの存在からも分かる通り、トールワゴンこそが最良とする軽自動車ユーザーとは嗜好(しこう)が根本的に異なる層が増加している。

 ちなみにジムニーのボディーデザインはある意味昔から四角かったこともあり、トールワゴン流の四角いボディーではないことは最後に記しておきたい。

 この先、軽自動車はどういうスタイルとともに進化を重ねて行くのか、目が離せない。

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