反対が根強くとも「免許証・マイナカード一体化」を断固進めなければならない事情
2024年、マイナンバーカードと健康保険証、運転免許証の一体化が予定されている。一体化によるメリットとは何か。なぜ今、保険証や免許証のデジタル化が必要なのか。あらためて考える。
個人情報はデジタル管理こそ安全

マイナンバー制度は情報漏えいへの不安が根強い。
しかし、マイナンバーに使われているICチップのセキュリティーは非常に高く、改ざんや盗難が難しい。ICチップに保存されているのは証明書だけなので、健康保険証や運転免許証に記載されている個人情報は保管されていない。その上、無理に取り出そうとするとチップが壊れる仕組みになっている。
スマホ搭載で検討されているのが、セキュアエレメント(SE)と呼ばれる仕組みだ。これはスマホ内に電子証明書を保存するスマホ内のセキュリティーチップで、Apple PayやGoogle Payなどの決済サービスでクレジットカード情報を保存するために使用されている。
SE内のデータは他のアプリからアクセスできないようになっている。スマホ内にありながら、専用のサーバーを通じてのみアクセスできる領域だ。
スマホには顔や指紋など、人の身体の一部を利用した生体認証機能があるので、それと合わせれば本人確認の信頼性は向上する。
健康保険証や運転免許証などの大事な情報だからこそ、高セキュリティーのマイナンバーカードと統合し、スマホに搭載すればよい。