飛行機が「欠航・遅延」したらどこまで補償される? 災害大国のニッポン、トラブル対応の最前線とは

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航空会社にとって災害による欠航・大幅遅延はイレギュラーだ。LCCでは、大手航空会社並みの補償が受けられないこともある。

「50年に1度の大雨」が気候変動で頻発

但馬便の欠航時にJALから渡された手続きの案内(画像:シカマアキ)
但馬便の欠航時にJALから渡された手続きの案内(画像:シカマアキ)

 筆者(シカマアキ(旅行ジャーナリスト)は、航空便をこれまで利用してきて、欠航や大幅遅延に何度も遭遇したことがある。

 例えば、兵庫県北部の但馬空港で、搭乗予定の便が定刻で到着したが、出発前の点検でプロペラに鳥が当たった形跡(バードストライク)が判明。自然災害が理由な気もしたが、同空港に担当整備スタッフがいないため、航空会社都合での欠航となった。航空券は全額払い戻し、また、代替交通手段として新大阪駅と伊丹空港への無料バスが用意された。

 本来19時過ぎに伊丹空港到着予定だったが、新大阪駅に着いたのは22時前。これは地方空港という事情もあり、かなり手厚い補償と言える。天候理由の欠航だと、バス利用は有料と聞いた。

 また、台風が近づいていた際は、本来は変更不可の航空券を、搭乗予定の便が特別対応になるのを待って即座に便を変更した。キャンセルならただ全額払い戻しで急ぐことはないが、便の振替はわずかな空席の争奪戦になることがある。

 近ごろ「50年に1度の大雨」という言葉をよく耳にする。今は気候変動などにより、50年どころか頻発している状態だ。強烈な寒波の襲来で、記録的な大雪も発生している。航空便は以前から、天候での影響を大きく受ける。相次ぐ自然災害に、利用客もある程度「備える」必要があるだろう。

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