飛行機が「欠航・遅延」したらどこまで補償される? 災害大国のニッポン、トラブル対応の最前線とは

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航空会社にとって災害による欠航・大幅遅延はイレギュラーだ。LCCでは、大手航空会社並みの補償が受けられないこともある。

ゲリラ豪雨は遅延しても欠航は少なめ

冬の新千歳空港(画像:写真AC)
冬の新千歳空港(画像:写真AC)

 近年、特に夏にゲリラ豪雨が多く発生している。多少の雨なら、航空便への影響は以前ならほぼなかった。ただ、最近は激しい雨に加えて雷もある。空港の地上スタッフが雷雨の中で作業するのは非常に危険で、安全確保のために致し方ない。ただ、羽田空港のような混雑空港だと、少しでも遅れるとその後の運航に大きく影響する。

 ゲリラ豪雨などは、前日までの予測は難しい。ただ、時間としては一時的であり、大幅な遅延や欠航が発生しても、当日のうちに目的地へ到着できるのが大半だ。そのため、旅客への対応は基本、自然災害などと同じとなる。

 台風や大雪などは天気予報で事前に知ることができ、航空会社も前もって変更や払い戻しなどの対応を行う。欠航や遅延になると、その分の乗客で前後便の空席はあっという間に埋まる。年末年始やお盆などの繁忙期だと満席続きで振替できず、数日後ということもあり得る。

 2022年2月、大寒波に見舞われた新千歳空港で全便欠航し、札幌市内と空港を結ぶ鉄道も終日運休した。このためターミナルに人があふれ、運航再開しても満席便が続き、取り残された人の数がなかなか解消されなかった。立地上で地上交通の代替手段が限られるうえ、振替は自社グループ便のみ。北海道では冬にこういった事態がたびたび起きる。

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