トヨタ「コムス」を超えた? 米国発の電動三輪車「ニムバスワン」が今後注目される4つの理由

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米ミシガン州のスタートアップが開発した電動三輪車「ニムバスワン」。まだ事前予約受付段階だが、東南アジアで潜在的な需要が見込まれる。いったいなぜか。

注目される四つの理由

トヨタ車体「コムス」(画像:トヨタ車体)
トヨタ車体「コムス」(画像:トヨタ車体)

 ニムバスワンは、そのポテンシャルの高さからが注目されている。次に、理由を4点挙げよう。

●環境に優しい
 最初に挙げられるのが、「環境に優しい」という点だ。世界的に脱炭素社会へ移行していく中で、EV電動三輪車であるニムバスワンは都市部の排ガス規制などの制約を受けない。走行中の二酸化炭素や大気汚染物質の排出量がゼロで、クリーンでエコな乗り物といえる。昨今の自動車業界が抱える脱炭素化やEVへのシフト、大気汚染問題などを解消する一助となると見られている。ちなみに、充電は標準的な家庭用プラグを使用して5.5時間で充電できる。就寝前に携帯電話を充電するような感覚だ。

●安全性能が高い
 車体には、自動車と同じような安全機能が装備されている。車体には高強度のスチールが使用されており、フロントエアバッグも標準装備。自動緊急ブレーキと車線逸脱警報の先進運転支援システム(ADAS)も装備されている。ほかにもアンチロック・ブレーキシステム(ABS)や、すべりやすい路面での発進時や加速時にタイヤの空転を抑えるトラクションコントロール(TRC)、どんなドライバーでも操作ができるようニムバスバランスシステム導入と、自動車のような安全機能を有している。

●コンパクトで駐車スペースが少ない
 都市部で自動車を持つと、時に不便なこともある。駐車スペースの確保に苦労したり、保険や駐車場代などの維持費も発生したりする。しかしそれらの問題は、ニムバスの超コンパクトなボディをもってすれば、解決するといっても過言ではない。例を挙げると、トヨタ車体のひとり乗り用超小型のバッテリー電気自動車(BEV)「コムス」でも、車体幅は約1mだ。一方、ニムバスは86cmとさらに小さいコンパクトボディだ。そのため、自動車ではなくバイクの駐車スペースに駐車できる。また、そのボディのコンパクトさから保険料も安く抑えられる。

●金銭的コストが低い
 車体のコンパクトさもさることながら、価格もお手頃だ。事前注文には米ドル100ドル(1万4309円。9月15日時点)、購入価格は米ドル9980ドル(142万8088円)。月額米200ドル(2万8619円)でレンタルすることも可能だ。ニムバスが自動車のような安全機能を兼ね備えていながら低価格を実現できるのは、すべてにおいて「小型化」「軽量化」をしているからだ。車体が小さいため、モーターや電子機器、バッテリーなどすべての部品が小型化・軽量化されており、低価格で販売できるのだ。

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