iLabo、資本性ローンの資金調達を実施 ディーゼルエンジンの「水素エンジン化技術」の開発加速

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水素エンジンの研究開発を手がけるiLaboが、日本政策金融公庫より、資本性ローンの資金調達実施を発表した。

運転資金需要増加へ対応

ディーゼルエンジントラック(画像:iLabo)
ディーゼルエンジントラック(画像:iLabo)

水素エンジンの研究開発を手がけるiLabo(アイラボ、東京都中央区)は7月26日、日本政策金融公庫より、資本性ローンの資金調達実施を発表した。これによりリソースへの投資を加速し、既存ディーゼルエンジンの水素エンジン化「水素化コンバージョン」技術の開発を促進する。

 ロックダウンで部品調達の遅延が発生し、納品遅れによる運転資金需要増加へ対応するために資金調達を行う。これにより、水素化コンバージョン技術の開発促進と、CO2排出量が多い重量機器への応用を計画通り実行できる。

 また、資本性ローンによる調達を行ったことで、その他の金融機関からの資金調達が円滑になるため、顧客からの要望に応える新規の開発への投資も積極的に行う体制が整った。

 現在iLaboは環境省より受託を受け、既存の軽油で走行するディーゼルエンジントラックを、水素燃料で走行する水素エンジントラックに改造する水素化コンバージョン技術の開発を進めており、2023年4月には水素エンジントラックの貨物輸送を通して、安全性・実用性・経済性の実証実験を行う。

 同プロジェクトでは、乗用車と比較して稼働率が高く、水素需要の拡大が見込める商用トラックへの水素化コンバージョンの実施とともに、主にトラックターミナルに設置するBtoB型水素ステーションの経済性評価を含む、実行可能性調査を実施する。