TURING、10億円の大型資金調達を実施 自動運転システム搭載の車両開発・販売に着手

資金は人員拡大と社内体制構築に

　完全自動運転車の開発と販売を手掛けるTURING（千葉県柏市）は7月13日、ANRI、グローバル・ブレイン、DIMENSION、HEROZなどを引受先とし、シードラウンド（スタートアップが行う初めての資金調達ラウンド）で総額10億円の資金調達を実施したことを発表した。

　同社は今回の資金調達により、更なる人員拡大と社内体制構築を進め、自動運転機能を搭載した車両の商用化を目指す。

　設立は2021年8月。現在は自動運転AIアルゴリズムの開発及び走行実験・走行データ取得を行っており、今回の調達資金で自動運転システム搭載の車両開発をさらに加速していく予定だ。

　今回の資金調達に際し、代表取締役CEOの山本一成氏は

「『WE OVERTAKE TESLA』アメリカや中国で何百ものEV・自動運転スタートアップが立ち上がり、さらには従来の価値観と異なるクルマを量産まで漕ぎ着けています。それなら我々も同じようにステキな勘違いをしてもいいはずと願いこの会社を立ち上げました」

とのコメントを寄せている。