野村不動産が物流施設「Landport上尾II」を稼働 温度帯保管の設計実現、都心・広域配送ともに対応

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野村不動産の物流施設「LANDPORT上尾II」が5月18日、稼働した。フロア毎に異なるカテゴリーを想定した仕様で、温度帯保管など幅広いニーズに応える設計を実現している。

1階に床断熱加工を実装

Landport上尾IIの外観(画像:野村不動産)
Landport上尾IIの外観(画像:野村不動産)

 野村不動産(東京都新宿区)の物流施設「Landport(ランドポート)上尾II」が2022年5月18日、稼働した。すでに満床となっている。

 Landport上尾IIは同社「Landport」シリーズ初となる、フロア毎に異なるカテゴリーを想定した仕様となっており、温度帯保管など幅広いニーズに応える設計を実現。その結果、

・EC系
・医療機器系
・出版/書籍系

などさまざまな業種の企業が入居している。

 設備の詳細は、次のとおり。

・各階にトラック接車可能なランプ型施設
・1階に温度帯保管を想定した保管温度0度まで対応の床断熱加工を実装
・4階に作業用空調実装(夏期30度以下、冬期20度以上)
・オールシャッター化により柔軟なレイアウトに対応
・環境への配慮とランニングコストの削減を目的に、全館人感センサー付LED 照明を採用(事務所など一部エリアを除く)
・施設の屋根を活用した太陽光発電システムの導入
・雇用確保に寄与する機能としてカフェテリアを設置

 首都高埼玉大宮線「与野」出入口から約7.6km、圏央道「桶川北本」ICから約7.9kmの場所に立地しているため、

・都心配送
・広域配送

の両方に対応する。さらに、国道16~17号などの主要な幹線道路に近接していることから、目的地に応じた走行ルートの選択が可能だ。

 所在地は埼玉県上尾市堤崎420-1、敷地面積は3万1221.23平方メートル、延床面積は7万6700.78平方メートル。RC+S造・耐震・4階建てシングルランプ型。

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