キャンピングカー市場1100億円突破! なぜ市場は「新車」「中古」で二分されるのか? 市場拡大の裏側で進む変化とは
キャンピングカー市場は保有台数16.5万台、2024年販売総額1126億円と過去最高を更新。移動しながら暮らす住まいとして進化し、車両、地域、インフラが連動する新たな経済圏を形成しつつある。多様化する利用者層とレンタル、サブスクの拡大が成長を後押ししている。
キャンピングカー市場の拡大

キャンピングカーはレジャー用車両から、移動しながら暮らす住まいへと進化している。車両、地域、インフラが連動し、新たな価値圏を形成しつつある。この全体像の整理は、自動車産業だけでなく、地域政策や観光戦略においても重要性を増している。
国内市場は近年、明確な成長軌道に入った。日本RV協会によれば、2024年の販売総額は1126.5億円、保有台数は16.5万台に達し、いずれも過去最高を更新した。販売総額は2019年の526.3億円からほぼ倍増し、保有台数も11.9万台から約1.4倍に増加している。市場拡大の背景には、
・リモートワークの浸透による働く場所の自由化
・固定の家だけに依存しない暮らし方
への注目がある。
加えて、コロナ禍を契機に密を避け、安全かつ自由に旅するスタイルが定着したことも影響している。キャンピングカーはこうしたライフスタイルの変化を受け、従来のアウトドア用車両としての役割を超え、移動できる居住ユニットとしての価値を高めている。