リアワイパーは本当に必要なのか? 一部のオーナーが「撤去」を選ぶ根本理由

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リアワイパーは法規上必須ではない一方、セダンやクーペでは空力で自然に水滴を排し、多くのドライバーは使用頻度が低い。2025年には専用ワイパーレスキットが5000円台で流通し、デジタルミラーや後方カメラの普及で、後方視界確保と美観・燃費改善の両立が現実となりつつある。

保護キャップによる安全対策

リアワイパーを撤去する場合、どのような点に注意すべき?(画像:写真AC)
リアワイパーを撤去する場合、どのような点に注意すべき?(画像:写真AC)

 リアワイパーを外した場合でも、注意を怠ると車検に通らないことがある。多くのケースでは問題なく通過するが、検査員の判断次第では

「改造」

と見なされ、車検不合格となる場合もある。

 取り外し後にボルトの先端が露出していると、歩行者との接触時に危険と判断される可能性がある。道路運送車両の保安基準第18条「車枠及び車体」では、鋭い突起がなく、回転部分が突出していないことが定められている。

 そのため、リアワイパーレス化を行う際は、保護キャップや専用カバーを装着することが推奨される。アフターパーツメーカーは防水パッキン付きの樹脂キャップやアルミ製キャップを販売しており、耐候性やデザイン性に優れた製品を選べる。作業難易度はワイパーモーターを残すかどうかで変わるため、自信がなければ整備士や専門ショップに依頼するのが安全だ。

 リアワイパーを外す行為は後ろ姿を洗練させるが、安全上の配慮は欠かせない。メーカーが装備しているのは視界確保だけでなく、安全対策の一環でもある。リアワイパーを取り外すかどうかの判断は、見た目と実用性、そして安全性のバランスを考えて慎重に行う必要がある。

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