「自動車YouTuber」は本当に信頼できるのか? 「ステマ」「バズ至上主義」の大きな誘惑、自動車ジャーナリストの代わりとなれるのか
- キーワード :
- 自動車
ネット時代の情報力

筆者(三國朋樹、モータージャーナリスト)は当媒体で、「あなたの「クルマ愛」、本当に健全? 匿名空間で暴走する「口うるさい自動車ファン」の正体」(2025年9月16日配信)と、「自動車ジャーナリストはもはや「不要」なのか? 偏向&懐古趣味がネット時代の読者に響かない根本理由」(2025年9月24日配信)を執筆した。両記事ともChatGPTが導き出したフェアな回答を基に、論を展開したが、筆者(三國朋樹、モータージャーナリスト)自身の経験から見ても、共感できる要素が多かった。
「口うるさい自動車ファン」は、自動車の所有や試乗経験に関係なく、ブランドや技術知識への傾倒を武器に、自分の意見をネット上で正当化する。過激な書き込みや論争を誘発する場合もある。しかし同時に、車種や技術に関する検証を促す契機になることもある。
一方、「ネット上で支持されない自動車ジャーナリスト」には共通点があった。企業に迎合した記事は読者の信頼を失う。読者より上の目線で書く姿勢は反発を招く。試乗や独自取材を行わない記事も評価を下げる。また、制度や市場の動向を無視した表層的な記事も読者には響かない。
3回目となる本稿でも引き続きChatGPTを活用する。ChatGPTは大量のテキストデータを学習した人工知能だ。質問内容に基づき、過去の事例やパターンから妥当と思われる情報を統計的に抽出し、整理して回答を生成する。内容は、ネット上の議論や自動車ファンの行動に関する膨大な文献や投稿の傾向を反映している。つまり、本稿は筆者の印象や主観ではなく、広範なデータに基づく合理的な整理だと評価できるからだ。
今回のテーマは、「ネット時代に急増した自動車YouTuberの存在価値」である。従来、自動車関連の情報を収集する手段としては、
・自動車専門雑誌やテレビ番組
・モーターショーなどの展示会
が中心だった。近年では、オールドメディアの影響力が低下する一方で、自動車YouTuberが急増している。
自動車YouTuberは、自動車メーカー、ディーラー、ジャーナリスト、そして個人に大別される。彼らのコンテンツには、試乗レビュー、新車紹介、最新ニュースなどがある。情報量は増大したが、責任の所在は曖昧なまま影響力が肥大化するという構造的リスクも抱えている。
本稿では、ChatGPTの回答を出発点とし、四つの観点から自動車YouTuberの行動や心理を整理する。出力された各項目について、ひとつずつ確認し考察を加える。