EVアンチは「自動車を語る資格なし」 元自動車エンジニア&エンジン愛好家の私がそう思うワケ

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電気自動車(EV)は急速に普及している一方で、未だに感情的な批判も多い。しかし、EVは技術進化の途上にあり、航続距離や価格、環境負荷に関する課題は解決可能だ。実際、CO2排出量がガソリン車より低いEVの普及は、環境改善に不可欠なカギを握っている。

バッテリーコスト削減とEV普及の未来

自動車(画像:Pexels)
自動車(画像:Pexels)

 EVが現状でエンジン車より高価格であるため、「金持ちの道楽」といわれることがある。しかし、これはEV技術の進化と共に自然に解消される問題だ。

 現在のEV価格の高さは主に駆動用バッテリーのコスト増に起因している。航続距離を確保するためには、大型で大容量のバッテリーが必要となり、どうしてもコストがかかる。もし現時点でガソリン車と同程度の航続距離を持つEVを作ろうとすれば、数十万円から数百万円の差が生まれる。

 しかし、今後はバッテリー技術のブレークスルーが期待されており、特に全固体電池の実用化が迫っている。日産は、全固体電池を搭載した車をガソリン車と同等のコストで提供することを目指している。

 新技術を搭載した車は、初期段階ではコストが高くなるのは避けられない。例えば、カーエアコンやパワステも初めは価格差があったが、現在では標準装備となりコスト要因にはならない。EVも年々コスト削減が進んでおり、技術が標準化すれば、大衆車として受け入れやすい価格になるだろう。

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