日本の「高速道路」はなぜすぐ止まるのか? 21年「1700台立ち往生」の悪夢ふたたび? 利用者8割「不満」 予防的通行止めの裏側、海外とどう違う?

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台風や大雪による予防的通行止めは、高速道路の安全を守るための重要な対策だが、実施タイミングや効果に疑問の声も上がっている。2025年の例では、通行止めが早すぎたとの不満があり、対策の精度向上が求められている。

雪国カナダの除雪体制とその効果

冬の英国(画像:写真AC)
冬の英国(画像:写真AC)

 台風や大雪による予防的通行止めは、海外での実施例はほとんどなく、日本独自の対策といえる。ただし、海外でも天候に対する対策はしっかりと取られている。

 カナダの雪国では、雪が積もるとすぐに高性能な除雪車が道路の雪を取り除く。除雪設備が整っており、雪によって交通機関が完全に停止することはほとんどない。

 ドイツでは、高速道路で立ち往生が発生した例もあるが、積雪や凍結に備えたタイヤの装着が義務付けられている。冬用タイヤでなくても、オールシーズンタイヤでも対応可能だ。ただし、冬の時期は冬用タイヤを装着する方が多くなる。

 英国では、冬用タイヤやチェーンの着用率が非常に低い。雪が降ると外出を控える文化が根付いており、雪が降ると学校は休校、仕事も休むことが多い。

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