年収400万円台時代、クルマはもう「贅沢品」なのか? 維持費「月2万円超え」6割という現実! 手放すのは損か得か
可処分所得の伸び悩みと物価高が続くなか、大きな固定費であるクルマの維持費に注目が集まる。実際、維持費負担を理由にクルマを手放した人は約3割にのぼる。しかし、カーシェアや公共交通だけで本当に十分なのか。レンタカーやタクシー利用が増え、結果的に移動コストが膨らむ可能性もある。生活の質を維持しつつ、最適なモビリティを選ぶにはどうすべきか。合理的に見える決断の裏側を探る。
生活の質と移動の最適解

「維持費が負担で手放した」
という判断は、一見すると合理的に思える。しかし、実際の生活において「クルマがあることの価値」を見落としてしまうと、結果的に不便を感じる場面が増え、別のコストが発生する可能性がある。
重要なのは、単にコストを削減することではなく、「自分のライフスタイルにとって、最適なモビリティの形は何か?」を考えることだ。クルマを持つかどうかは、単なる家計の問題ではなく、生活の質そのものに関わる選択なのである。