Suicaの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(15)
Suicaは日常に溶け込んでいて使いやすいが、海外と比べるとその便利さがさらに際立つ。ロンドンのオイスターカードとは違い、0.2秒という素早い反応速度や広い利用範囲、ポイント還元があるのがSuicaの特徴だ。電車だけでなく買い物でも使えて、スムーズに決済できるその利便性は、多くの人に支持されている。
はじまって四半世紀
JR東日本沿線の住民にとって、すっかりなじんだモノ、それは交通系ICカード「Suica」である。「スイスイ」行ける「IC」「カード」が刷り込まれているので、「Super Urban Intelligent Card(超都市型インテリジェントカード)」の略であることはあまり知られていないかもしれない。
【無料セミナー】「自動車DXサミット vol.3」 三菱ふそう KTC マツダ登壇 Amazonギフトカードプレゼント〈PR〉
2001(平成13)年11月にサービスが開始し、もうすぐ23年が経過しようとしている。
開始当初はスイカという響きも奇妙に感じられた。なぜ現存する果物の名前と音が一緒なのか。それがいまではすっかり市民権を得て、「雨」と「飴」のように、完全な別物と認識されるようになっている。
本稿では、筆者(鳴海汐、国際比較ライター)がSuicaを「やばい!」と思う四つのポイントについてこれから解説する。