サンルーフ「後付け」論争勃発? 賛成派VS反対派、その理由とは

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サンルーフは、車の個性を引き立てるカスタマイズとして人気だが、後付けには賛否がある。2023年の市場規模は72億ドルで、2032年には224億ドルに達する見込み。開放感や明るさをもたらす一方、雨漏りリスクや高コストも考慮が必要。各自のニーズを基に慎重に判断したい。

サンルーフ市場の成長予測

青空を堪能できるサンルーフ(画像:写真AC)
青空を堪能できるサンルーフ(画像:写真AC)

 車のカスタマイズは、個々の趣味やライフスタイルに合わせて行われる。そのなかで、サンルーフを選ぶ人もわずかに存在する。これは、車の使用目的やライフスタイルに応じて、自分だけの特別な車を作りたいと考えるユーザーが増えているからだ。

 近年の日本ではサンルーフを選ぶ人が減少傾向にあるが、アジア太平洋地域、特に中国やインドなどの新興経済国や欧州では依然として人気がある。

 米国の調査会社グロース・マーケット・リポートの報告によれば、2023年の世界の自動車サンルーフ市場規模は72億ドル(約1兆330億円)で、2032年には

「224億ドル(約3兆2150億円)」

に達すると予測されている。これは、2024年から2032年までの間に年平均12.5%の成長率で拡大することを意味している。この成長の要因は、

・高級機能への需要の増加
・サンルーフ設計の技術革新

だと結論付けられている。また、サンルーフが標準装備されていない車に後付けで取り付けるサービスも注目を集めている。特にカスタマイズを好む若年層に人気がある。

 サンルーフは車内の開放感を高め、乗車中の快適さを向上させてくれるが、ネット上ではその賛否がわかれている。本記事では、その原因について考察する。

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