女性の「社会進出」「高学歴化」は、将来の自動車モデルに影響を与えるのだろうか?

キーワード :
,
かつては男性の領域と考えられていた車の所有や運転が、移動のための道具としてだけでなく、自立や自己表現の手段として捉える女性の間で一般的になりつつあるケースもある。

女性の車選び、スタイルも多様化

車を運転する女性(画像:写真AC)
車を運転する女性(画像:写真AC)

 女性の収入アップやライフスタイルの変化にともない、車に対するニーズも多様化している。

 かつては、丸みを帯びたかわいらしいデザインやコンパクトなサイズの車が好まれていたが、現在では、先に挙げた「ジムニー女子」や「ランドクルーザー女子」に見られるように、女性の好みの幅が広がっていることがわかる。

 20代から60代の女性30人を対象にした筆者(松永つむじ、フリーライター)のアンケートでは、既婚・未婚を問わず、自分専用もしくは半分以上自分が運転する場合は「自分の好みで車を選んだ」という意見が8割以上だった。

 車種は軽自動車から大型スポーツタイプ多目的車(SUV)まで多岐にわたったが、軽自動車は全体の2割程度にとどまり、普通車から大型車に乗る人が多かった。大型SUVに乗っている独身女性もひとりではなかった。

 それぞれに車種を選んだ理由を尋ねると、

「長く利用するものだから大きくてしっかりしたものがよかった」
「おしゃれな輸入車に乗ってみたかった」
「好きなデザインだった」

などの答えが返ってきた。

 また、「かっこいい車に乗りたかった」という女性も多かった。そんな女性たちの声を反映してか、自動車メーカー各社はボディ色にかっこいい色をどんどん追加している。

 車の色といえば、以前は白、黒、シルバー、ブルー、赤が定番だったが、今は色を選ぶ楽しみが増えている。これも女性が車にこだわるようになった理由のひとつだろう。ベージュ、カーキ、ネイビーグレー、ブラウン、モーブなど、以前とはちょっと雰囲気の違うシックな色の車を見ると、乗っているのは圧倒的に女性が多い。

 また、車種によっては黒やホワイト、ブラウンとのツートンなどもあり、よりファッショナブルでクールな印象を与える。シックな色の大型車を、センスのよいファッションに身を包んだ女性がハンドルを握る――。そんなシーンが今後も増えていくかもしれない。

全てのコメントを見る