女性の「社会進出」「高学歴化」は、将来の自動車モデルに影響を与えるのだろうか?
かつては男性の領域と考えられていた車の所有や運転が、移動のための道具としてだけでなく、自立や自己表現の手段として捉える女性の間で一般的になりつつあるケースもある。
女性の働き方多様化に合わせた車開発

かつては、車は主に家族の移動手段として選ばれていたが、その目的は変化。結婚・出産後も働く女性が増え、仕事と家庭・子育て・趣味を両立させるために、さまざまな車の利便性が求められている。
例えば、キャンプブームに乗った
「ジムニー女子」
「ランクル女子」
は、コミュニティーをつくって活動し、SNSでカーライフを発信している。
「釣りガール」
「山ガール」
「自転車女子」
と呼ばれるアウトドア派の女性たちは、車高が高く、シートアレンジが多彩で、荷室容量が大きい車を駆使して趣味を満喫している。
子育て中の女性は、子どもの送り迎えに使いやすく、子育てに便利なスライドドア、ハイトールタイプ、シートスライド機能付きの車を選んでいる。
働き方に目を向けると、多様性への意識が定着し、正社員からフリーランスに転身する女性もいる。通勤時間に縛られることなく、ノマド的に働き、車で旅を続けることも可能な時代になった。
自動車メーカーは、さまざまな立場の女性のニーズに応える車の開発を推進している。女性のニーズに応える車は、幅広い世代、職種、立場のニーズに応える車の開発にもつながると理解しているからだ。当然、女性社員の雇用改善にもつながる。