念願のEV購入! 女性が男性より「航続距離」を気にする、身もフタもない理由とは

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米国では、EV購入者の67%が男性で、女性は33%にすぎなかった。次の車としてEVを検討している人を対象にした調査でも、男性が71%、女性が34%だった。なぜEV市場にジェンダーギャップがあるのか。

男女の所得格差

EV(画像:写真AC)
EV(画像:写真AC)

 まず考えられる理由のひとつが、

「男女の所得格差」

である。一般にEVは価格が高いので、収入が高くないと買うのが難しい。

 独立系EV充電アプリのボネット(Bonnet)の調査では、収入が高い世帯ほどEVを所有する可能性がはるかに高く、ドライバー30.5%が

「年収8万1000ポンド(約1530万円)以上」

であったことを示している(同『ディスイズマネー(This is Money)』)。

 オーストリアでも、一般に男性の方が収入が高く、その格差により女性にはEVが手に届きにくいと考えられている(2023年10月27日付、『ABC News』)。

EVを購入する動機、男女の違い

EV(画像:写真AC)
EV(画像:写真AC)

 次に、EV購入の動機について、男女で差がある点を指摘したい。

 前述のエドマンズの調査によれば、もっとも重要なEVの属性として、男性の回答で1番多かったのが

「ブランド」(42%)

2番目が「航続距離」(28%)だった。女性は、1番目が

「航続距離」(41%)

であり、「ブランド」は22%だった。またEV購入を考えている、自身の特徴を挙げてもらうと、男女ともにEV購入の動機にまず「テクノロジー好き」(男性45%、女性36%)が挙がったのだが、その次に大きな差があった。男性は

「人より先に手に入れたいタイプ」(31%)

となり、女性は13%だった。

 もしかしたら、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車を検討する男性はたった10%で、女性の24%より少ないのも、この新しもの好きな性格が影響しているのかもしれない。なお、女性は、「気候変動と戦おうとするタイプ」と答えた人が33%で、男性の14%と大きな差が出た。

 これらの結果だけを見ると、男性が見えっ張りや新しもの好きで、女性が環境にやさしいように見えてしまうが、女性は、

・ガソリン価格の高騰を回避すること
・税額控除
・充電ステーション
・立ち往生した場合

のことなど、

「現実的なことを検討している傾向が強い」

のだという(同『ABC News』)。

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