大阪・十三に阪急電鉄新線「大規模開発計画」浮上! 下町の繁華街は“淀川北岸の新都心”に生まれ変わるのか

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大阪市の歓楽街・十三が大きく変わろうとしている。阪急電鉄の新線建設や大規模再開発が検討されており、淀川北岸の新たな都心となる可能性を秘めている。

十三駅を取り囲む昭和のままの歓楽街

阪急電鉄の3路線が乗り入れる十三駅のホーム(画像:高田泰)
阪急電鉄の3路線が乗り入れる十三駅のホーム(画像:高田泰)

 大阪市淀川区の歓楽街十三が大きく変貌を遂げようとしている。阪急電鉄の新線開設や大規模再開発が検討されているためで、淀川北岸の新都心になる可能性が出てきた。

 大阪市北区の阪急大阪梅田駅から電車で淀川を渡って約5分、淀川区の阪急十三駅を降り、昔ながらの商店街に入る。目立つのは飲食店の多さ。路地裏にも飲み屋街が続く。一杯ひっかけたのか、昼間から千鳥足の大工と出会った。西淀川区に住む男性(65歳)は

「せっかく十三へ来たのに、一杯やらないと」

と飲食店をはしごしていた。

 阪急沿線といえば、上品でおしゃれな住宅街のイメージが強い。しかし、十三は下町風情を感じる商店街と路地裏の飲み屋街が駅を取り囲む。風俗店も多く、東京都新宿区の歌舞伎町、札幌市中央区のすすきのなどとともに、日本有数の歓楽街に数えられてきた。

 西口の飲食街「しょんべん横丁」を訪ねてみた。2014年の火災で店が全滅したが、ほぼ復活していた。夕食には早い時間とあって、人通りはそれほど多くなかったが、酒好きのはしゃぐ声が通りまで聞こえてくる。

 十三駅には、神戸、京都、宝塚という阪急電鉄の3本線が乗り入れている。1日当たりの乗降客は2021年で約5万2000人だが、駅の外へ出ずに電車を乗り換える乗客はその3倍近い約13万8000人もいる。阪急沿線を代表する交通結節点なのに、駅前の風景は昭和の時代と変わらない。

 そんな十三が大きな変化のときを迎えようとしている。阪急電鉄が淀川区の新大阪駅や北区の大阪駅うめきた地下ホームへ乗り入れる新線、十三駅の高層ビル化など大型計画を検討しているからだ。

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