「北米国際自動車ショー」が1月開催に戻る深刻理由 経済効果は750億円、世界5大モーターショーに何が起こったのか

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北米国際自動車ショーが2025年から1月に移動する。その背景には何があるのだろうか。

減少の一途をたどる出展社

2022年のチャリティーコンサート(画像:NAIAS)
2022年のチャリティーコンサート(画像:NAIAS)

 コロナ禍で中止となった2020年と2021年を経て(2021年には代替イベントが開催された)、2022年以降は9月に開催されていた。屋外での展示や会場周辺でのイベントなどで集客が期待されたが、思ったほど集客が伸びなかったことが、開催時期を1月に戻した理由のひとつとされている。

 コロナ禍前後の来場者数を比較するためにNAIASのウェブサイトを確認したが、コロナ禍前の2019年(77万4179人)以降の来場者数は公表されておらず、ショーの集客力が低下していることがうかがえる。出展自動車メーカーの減少で、2019年からいわゆる高級車ブランドのポルシェ、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツが相次いで出展を取りやめている。

 地元デトロイトを拠点とする米国メーカー3社(ゼネラルモーターズ、フォード、ステランティス)以外の出展社は、

・2019年:トヨタ/レクサス、ホンダ/アキュラ、日産/インフィニティ、スバル、ヒョンデ/起亜、フォルクスワーゲン(VW)、広汽集団
・2022年:トヨタ/レクサス、スバル、VW
・2023:トヨタ/レクサス、ヒョンデ、VW、BMW、テスラ

と、減少の一途をたどっている。2025年のショーが成功するかどうかは、出展社数をどれだけ増やせるか、ワールドプレミアの新型車をどれだけ発表できるかにかかっている。

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