多くのライダーが「ロングツーリング」の虜になる決定的要因
なぜ多くのライダーがロングツーリングのとりことなるのか。本稿では、その理由をひもといていこう。
「ロングツーリング」に魅せられる人たち

ライダーなら誰もが「ツーリング」への憧れを感じたことがあるだろう。
2022年9月にマイナビが行った「ツーリング実態調査」によると、
「約6割」
のライダーが「ツーリングによく行く」と回答。この数字から見ても、ライダー間でツーリングが広く愛されていることを示している。
ツーリングは単なる移動手段ではなく、景色や文化を楽しみながら目的地を目指す魅力的な方法だ。ライダーは日常の騒がしさを離れ、自由な気分で冒険を楽しむことができる。ツーリングの醍醐味(だいごみ)は、バイクならではの開放感と、未知の地域を探検するワクワク感にある。
なかでもロングツーリングは、特に長距離を走破するスタイルを指し、数日から数週間にわたり、さまざまな地域や観光地を周遊するのが特徴だ。
ロングツーリングはライダーによって捉え方が異なる。バイク売買サイト「カチエックス」が2023年に実施した「長距離ツーリングの醍醐味」に関するアンケートでは、「あなたの中で長距離ツーリングとは何km以上ですか?」という質問に対して、「100km以上」(40.2%)という回答もあれば、「距離じゃなく2泊以上とかになったら」(10.9%)という回答もあった。)
認識の違いがあるとはいえ、ロングツーリングは時間を使って景色や文化に浸ることができ、ライダーにとって至福の冒険となることに変わりはない。
では、これほど多くのライダーがツーリングやロングツーリングのとりことなるのはなぜだろうか。本稿では、その理由をひもといていこう。