自動車の謎! 「アクセル」「ブレーキ」はなぜ隣り合わせなのか

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重大な交通死傷事故の原因として、アクセルとブレーキの踏み間違いがしばしば指摘される。こうした事故は運転者の認知や判断のミスが原因とされることが多いが、安全工学の観点からは、そもそも車両の構造に問題があると考えられる。

フールプルーフという思想

車を運転する男性(画像:写真AC)
車を運転する男性(画像:写真AC)

 安全工学の用語のひとつに「フールプルーフ(fool proof)」という言葉がある。直訳すると「無知に耐える」という意味だ。厳しい言葉に聞こえるが、工学的には、

「操作を誤っても危険な状況に陥らないような設計を行う」

という意味である。

 身近な例であれば、

・電子レンジや洗濯機は扉が開いていると動作しない
・給油機は満タンを検知すると自動停止する

などが挙げられる。もちろんこのような仕組みが、自動車に生かされていないわけではない。車にもブレーキを踏んでいないとエンジンがかからない、車内にリモコンキーがあるときは、外から鍵をかけられないなどの仕組みがある。

 このようなフールプルーフの思想を適用するならば、そもそもアクセルとブレーキは、例えば

・ブレーキは押し込むがアクセルは手前に引くように動作そのものを変える
・ブレーキは足で操作するがアクセルは手で操作するなど間違いにくい構造にする

などの工夫が必要なはずなのだ。

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