京都市の「観光公害」も解決? まだまだマイナーな「手ぶら観光」、驚くべきその効果とは
「手ぶら観光」とは、旅行者がスーツケースなどの荷物をいったん預けたり、宿泊先などへ配送してもらったりして、手ぶらで観光を楽しめるようにする各種サービスだ。その秘めたる可能性とは。
観光公害を緩和

インバウンド需要の増加とそれに対応するために必要な問題は、京都に限ったことではない。今、日本各地で手ぶら観光が推奨されている。企業などが国土交通省と連携して行っている取り組みを紹介しよう。
物流大手の佐川急便は、「手ぶら観光のススメ」という手ぶら観光需要に特化するウェブサイトを設けて、東京や京都を中心に8都道府県20か所で手ぶら観光サービスを展開している。店舗によってサービス内容は異なるが、「一時預かり」「ホテルや空港などへの送付」などに対応している。
ヤマト運輸も、北海道から沖縄まで全国に拠点を置いて、手ぶら観光サービスを展開している。ほとんどの空港や観光地駅が網羅されており、荷物を宿泊先に送るサービスなどが用意されている。
地方駅などでも、地元の観光協会などが独自に手ぶら観光サービスを展開している。駅からホテルや旅館へ、荷物ひとつに付き1000円程度の料金で、荷物の配送や一時預かりなどを請け負っている。
空港や鉄道駅のみならず、新潟は佐渡のフェリー港でも、乗船する乗客に手ぶら観光サービスを提供している。まさに陸海空で手ぶら観光サービスが大活躍している。