SNS大炎上 「電車タダ乗り」の代わりに“タトゥー”を彫るのはアリか、ナシか?
地球温暖化対策のチケットキャンペーンにおいて、オーストリアでひと悶着が起きた。キーワードはタトゥー。いったい何だったのか。
17万円の年間パスが話題

いきなりだが、「1年間電車に乗り放題」という年間パスが発売されたとしよう。あなたならいくら払うだろうか。それが「17万円」だとしたらどうか。1か月に換算すると1万4000円、1日で約470円だ。
列車の旅が大好きな人なら飛びつくだろうし、また、記者やカメラマンなどのようにひんぱんに移動する仕事をする人には破格の安さだ。そんなパスが、ドイツ南方の内陸に位置するオーストリアで販売されている。Klimaticket(クリマチケット)だ。
クリマチケットとは、
・鉄道
・バス
・トラム(路面電車・LRT)
など、オーストリア国内のほとんどの公私交通機関が1年間乗り放題となる年間パスで、価格は1095ユーロ(約17万円)。人口912万人のオーストリアで、24万人(2.6%)以上が購入し利用している。
では、もしそんな年間パスを「無料でプレゼントする」といわれたらどうだろう。ほとんどの人が飛びつくのではないだろうか。
この夏、まさに「クリマチケットを無料で進呈する」という太っ腹なキャンペーンが、オーストリアの国を挙げて行われた。しかし、「タダほどこわいものはない」というのが世のつねというもの。この無料プレゼントキャンペーンにも、ちょっと耳を疑うような「条件」がついていた。条件は、
「タトゥー」
だ。思わず「え?」と声が出そうになった人もいるだろう。無料と引き換えに、自分の体に、クリマチケットのロゴを「彫る」という何ともワイルドな条件がついてくるのだ。ほとんどの日本人には受け入れがたい条件だが、オーストリアの価値観でははたして受け入れられたのだろうか。