コロナ禍でオワコン扱いだった「エアバスA380」が一転、重宝され始めた切実理由

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エアバスA380は、世界最大のジェット旅客機である。その異様な大きさと四つのエンジンと2階建ての客室により、見ただけでそれとわかる存在感がある。そんな航空機が戻ってきつつある。

今秋から次々と投入

エミレーツ航空は、2021年10月31日時点で121機を納入した最大のA380運航会社であり、エアバスの最後の2機は2021年12月に納入された(画像:バーンフレンド)
エミレーツ航空は、2021年10月31日時点で121機を納入した最大のA380運航会社であり、エアバスの最後の2機は2021年12月に納入された(画像:バーンフレンド)

 エアバスA380は、世界最大のジェット旅客機である。その異様な大きさと四つのエンジンと2階建ての客室により、見ただけでそれとわかる存在感がある。そんな航空機が戻ってきつつある。

 8月30日に、ANAは2023年度の国際線路線・便数計画の変更を発表した。2023年12月6日から、成田~ホノルル線の週14往復全便をA380で運行する。これにより、成田~ホノルル線の座席数は、新型コロナウイルス感染拡大前も含めて過去最高となる。

 シンガポール航空も、2023年10月29日から成田~シンガポール線にA380を復活させる。また、2024年夏のフライトからシンガポール~フランクフルト線に再びA380を投入する予定だ。

 このほか、アシアナ航空も2023年6月に続いて、期間限定で10月に成田~ソウル線にA380を投入するほか、2024年夏からソウル~フランクフルト線もA380を復活させるとの情報もある。

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