ダブル連結トラック急増「3年半で15倍」 物流緩和に大きな期待も、立ちふさがる“SA・PA整備遅れ”という厳しい現実
「ダブル連結トラック」に関する規制が2022年11月、緩和され、運行可能区間が約5140kmとなった。2024年問題控え、今後広まるか。
国交省が規制緩和に乗り出したワケ

さて、それでは国土交通省はなぜこうした規制緩和に乗り出したのだろうか。
ひとつ目の理由は、近年のトラックドライバーの
・人手不足傾向
・高齢化
への対策だ。少ない労働力でより多くの貨物を運ぶことができれば当面の対策にはなる。ふたつ目の理由は、
・CO2排出削減
への対応だ。これも一度に運ぶことができる貨物の総量が増えれば、結果的にCO2排出量も削減できるという理屈である。
実際、2017年からの実証実験から現時点までの運用を踏まえての実績は、必要なドライバー数で約50%削減で、CO2排出量では約40%削減だった。なお、これらのデータは貨物の輸送量を表す標準的な単位であるトンキロ(輸送する貨物の重量と輸送距離を掛けたもの)を基準に算出されたものだ。