日本GPを制した「ダイハツP-5」 60年代後半、小メーカーの意地を知れ!
空前のモータースポーツブームに沸いていた1960年代後半。日産、トヨタ、ポルシェなどの並みいるレーシングチームと、ダイハツが熾烈な争いを繰り広げた。技術力で挑んだダイハツの威信とは。
小メーカーの矜持、技術力で存在感

ただしこの時点では肝心のエンジンが失われていたことから、外観メインのレストアであり、本稿で紹介している画像もその時の状況である。
エンジンレスとはいえ見事によみがえったP-5は、その後も多くの来館者を楽しませた一方、近年になってとある自動車整備会社の元に、奇跡的にR92Bエンジンが良い状態で保管されていることが判明。
このエンジンはダイハツ側へと寄贈され修復整備の上で、新たに細部まで見直したシャシーに搭載され、走行可能な状態にまで復元されお披露目されたのは2018年末のことである。
かつて日本には、ダイハツ以外にも日野自動車など1.3リッタークラスのプロトタイプカーを作り上げた例があった。いずれも小メーカーながら、その技術力のアピールに関しては多くの情熱が見られた時代のエピソードである。